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若き5人の俳優が吹奏楽部員として輝く
2020年のコロナ禍元年、先の見えない暗闇の中で希望を探し続けた吹奏楽部員たちの姿を描いたオザワ部長著『吹奏楽部バンザイ!! コロナに負けない』(ポプラ社)。
京都橘高校吹奏楽部、東海大学付属高輪台高校吹奏楽部、水戸女子高校吹奏楽部、山形県立鶴岡工業高校吹奏楽部、北海道札幌白石高校吹奏楽部、という実在する5つの高校の部員たちの物語です。
その中から水戸女子高校吹奏楽部のエピソードを原作とした舞台『ファンファーレ!! 〜響き続けた吹奏楽部の物語〜』がいよいよ7月13日から茨城県水戸市の水戸市民会館で上演されます。新たにオープンした水戸市民会館・中ホールのこけら落とし公演となります。
脚本・井上桂さん、演出・深作健太さんによって再解釈され、舞台芸術として生まれ変わった物語。
メインの5人の部員は、荻沼栄音さん、黒河内りくさん、田代明さん、桜井木穂さん、鈴木咲人心さんというフレッシュな俳優さんが演じます。
黒河内りくさんは小平第三中学校と活水高校で、桜井木穂さんは東海大学付属札幌高校で、それぞれ全日本吹奏楽コンクールに出場した経験があります。
当時からサックス担当だった桜井さんを除き、ほかの4人はそれぞれこの舞台のために新しい管楽器を練習してきました。
劇中に登場する高校生そのもののように、いままさに成長し、課題や困難を越えていこうとする5人の俳優さんたちの演技には注目です。
先生役として出演される富岡晃一郎さん、辻本みず希さんも実績ある素晴らしい俳優さんです。
また、この『ファンファーレ!! 〜響き続けた吹奏楽部の物語〜』では、モデルとなった水戸女子高校吹奏楽部と、同じ茨城県内の女子校である聖徳大学附属取手聖徳女子高校吹奏楽部がステージで吹奏楽部員として生演奏を披露します(どちらの学校が出演するかは公式サイトでご確認を)。
アフタートークには天野正道ほかゲストが登壇
7月15(昼公演)・16・17日の終演後にはオザワ部長、井上桂さん、ゲストによる「アフタートーク」も行われます。
気になるゲストですが、15日は演出の深作健太さん、16日は『吹奏楽部バンザイ!! コロナに負けない』でも中心的人物として描かれている元水戸女子高校吹奏楽部部長の関根美羽さん(東京藝術大学在学中)、17日は劇中で演奏される曲の作曲者である天野正道先生が登壇します。
【アフタートークゲスト】
7月15日 深作健太(演出家)
7月16日 関根美羽(元水戸女子高校吹奏楽部・主人公モデル・東京藝術大学在籍)
7月17日 天野正道(作曲家)
原作、舞台に描かれたストーリーがさらに深まるトークになる予定ですので、ぜひご来場ください。
若き5人の俳優たちが演じる、コロナ禍でも希望を忘れなかった精いっぱいの青春ドラマ。その熱い思いは、きっと上演後も観客の胸の中で「響き続け」ることでしょう。
★公演・チケットほか詳細は下記公式サイトにて★
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