難病を患う先生と子どもたちの感動物語!

9月19日、新刊書籍『とびたて!みんなのドラゴン 難病ALSの先生と日明小合唱部の冒険』(オザワ部長・著/岩崎書店)が出版されました。

ALS(筋萎縮性側索硬化症)という難病を患った竹永亮太先生と、北九州の日明小学校合唱部の冒険を描いたノンフィクション作品。

小学生でも読めるよう、物語タッチで執筆しました。

新米先生で結婚も控えていた竹永亮太先生は、病院で受けた検査でALSの発症が近いと診断されます。

ALSは徐々に全身の筋肉が衰えていき、やがて自力では動けなくなる難病。物理学者のホーキング博士も患っていた病気です。

恐怖と不安を抱えていた先生を救ったのは、たまたま耳にした日明小合唱部の明るい歌声。小学生たちの合唱に先生は涙を流し、自分の病と向き合っていく勇気をもらいます。

「命あるかぎり、この歌のように前を向いて明るく生きていこう!」

その後、吹奏楽しか経験のなかった竹永先生は、運命的に日明小に赴任し、合唱部の顧問になります。

未経験の顧問のもとに集まった部員たちの中には、人前ではうつむいて口をつぐんでしまう内気なマナミもいました。

「ひとりで歌ってみて」と言われると泣き出してしまうマナミでしたが、先生がALSであることを告白し、「先生は病気だけど、不幸じゃない。先生はワクワクしとる」と言った言葉に胸を打たれ、自分も変わっていこうと心に誓います。

いまだ出場したことがない合唱コンクール全国大会を目指し、マナミも、部員たちも、そして竹永先生も、「心の中のドラゴン(=勇気の象徴)」を育てていきます。

そして、そんな子どもたちに、竹永先生は病状の進行を感じながらも、真正面から向き合います。

果たして、全国大会の舞台で竹永先生と日明小の子どもたちのドラゴンは飛び立つことができるでしょうか?
(対象年齢:小学校中学年〜大人)

実際に福岡県北九州市で起こった感動の実話です。

ぜひお読みいただけたら嬉しいです。

●追記:2024年も竹永先生が指揮する日明小合唱部は全日本合唱コンクールへの出場が決まりました!

※本書の印税の一部は日本ALS協会に寄付されます。