今だからこそ実現した音楽のつながり
「音楽は国境を越える」とよく言われますが、世界中が新型コロナウイルスという共通の脅威に立ち向かっている今だからこそ実現できたテレワーク合奏があります。
東京西部の多摩地域の中学生、プロの演奏家、航空自衛隊航空中央音楽隊、アメリカ空軍太平洋音楽隊のメンバーが(動画内で)集結し、アニメ「カウボーイ・ビバップ」のテーマ曲《Tank!》(菅野よう子)を演奏する動画が公開されています。
東京西部には米空軍の横田基地があり、また、航空自衛隊航空中央音楽隊は立川市の自衛隊駐屯地を拠点としているため、広い意味で「地元の集まり」と言えなくもないですが、これぞまさに音楽によって「国境」も「立場」も「年齢」も超えた素晴らしい事例です。
演奏もまたクオリティが高く、特に米軍と自衛隊が誇るサックス奏者によるソロバトルは熱い!
もはやテレ合奏のレベルではなく、通常のセッション動画として楽しめます。
そして、中には羽村市立羽村第一中学校の玉寄勝治先生(トロンボーン)やクラリネットアンサンブルユニット「Aquamuse」の小田祐子さんの姿も!
参加したのは総勢34人。羽村一中が玉寄先生を含めて5人、プロなどの一般奏者が4人、航空自衛隊航空中央音楽隊16人、アメリカ空軍太平洋音楽隊9人という構成です。
こんな素敵な企画したエフエムたちかわさんにブラボー!
この機会だからこそできるテレ合奏企画は他にもいろいろと考えられるかもしれません。
新型コロナウイルスによって、ときに人々は分断されてしまうこともありますが、音楽の力によって結び付けられることだってあるのだ、と感じられた取り組みでした。
ぜひ皆さんも挑戦してみてくださいね!