全国大会金賞の実績で導く

武田邦彦先生は、福岡教育大学教育学部附属小倉中学校、北九州市立沼中学校を全日本吹奏楽コンクールに導き、福岡工業大学附属城東高校吹奏楽部時代には全国大会に7回出場、金賞にも3回輝いています。

実は今年度、その武田先生が指揮しているバンドがあります。

福岡県立門司学園中学校門司学園高校の吹奏楽部です。

門司学園は福岡県内の強豪バンドのひとつで、中嶋恭子先生に率いられ、高校は吹奏楽コンクール九州大会に4回出場。

中学校は全国大会に2回出場しています。

また、アンサンブルコンテストでは全国大会金賞に輝いたこともあります。

ところが、2004年の創部時から顧問を務めた中嶋先生が病気のため、今年2月に逝去。部員のみなさんが深い悲しみに暮れる様子はメディアでも報道されました。

そして今年度、ピンチヒッターとして招聘されたのが武田先生でした。

福工大城東高校時代の武田先生。

中高一貫校の門司学園ですが、吹奏楽コンクールには中学校、高校とそれぞれ分かれて出場しています。

門司学園中学校の今年のコンクール曲は【課題曲4《マーチ「ペガサスの夢」》/自由曲《斐伊川に流るるクシナダ姫の涙(2022年版)》(樽屋雅徳)】

門司学園高校は【課題曲1《行進曲「煌めきの朝」》/自由曲《眠るヴィシュヌの木》(樽屋雅徳)】です。

武田先生はさすがの指導力を発揮し、現時点で中学校・高校ともに福岡県大会を突破。

九州大会出場を決め、中学校としては3回目、高校としては初めての全国大会出場に挑もうとしています。

福工大城東高校時代の武田先生。
武田先生がモットーとしている「凡事徹底」(福工大城東の練習場にて)

なお、あくまで武田先生はピンチヒッターのため、残念ながら指揮するのは1年間限定だそうです。

強豪がひしめき合う九州支部ですが、ぜひ武田先生と門司学園には旋風を巻き起こしていただきたいです。

九州大会は、中学校の部が8月26日、高等学校の部が27日。いずれも熊本県立劇場で行われます。

門司学園の演奏に注目したいですね。



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