多くの輝かしい結果を残して…

長崎県の活水中学校・高校吹奏楽部の音楽監督で、活水女子大学吹奏楽部を含めた活水学院吹奏楽団の総監督、「カリスマ指導者」と称される藤重佳久先生が今年度で活水を退職されることが活水学院公式サイトにて発表されました。

突然の発表に、きっと全国の吹奏楽ファンも、活水の学生たちも驚いていることでしょう。

活水学院公式サイトより(http://www.kwassui.ac.jp/news_topics/topics/topic_158/topic_158.html

藤重先生は2015年、福岡県の精華女子高校吹奏楽部から活水の総監督へ転身。

1年目にいきなり全日本吹奏楽コンクールに初出場という「奇跡(ミラクル)」を達成したことは大きなニュースとなりました。

2015年、全日本吹奏楽コンクール初出場。終演後、丸谷明夫先生に挨拶する藤重先生と活水メンバー。

その後も、マーチングバンド全国大会初出場、全日本マーチングコンテスト初出場……など毎年のように新しい扉を開いてきました。

これもまた「奇跡」だったと言ってもいいでしょう。

2018年には全日本マーチングコンテストで初の金賞!

昨年は4年ぶりに九州代表に返り咲いて全日本吹奏楽コンクールに2回目の出場を果たしました。

また、全日本マーチングコンテストでは2年連続の金賞を受賞。

特にマーチングにおいては安定した力を見せており、全国大会常連チームとなりつつありました。

「新・吹部ノート 私たちの負けられない想い。」で取材した際の活水高校吹奏楽部と藤重先生。

また、長崎でも数々の吹奏楽イベントを企画するなど、吹奏楽文化の発展に貢献してきました。

オザワ部長も、藤重先生1年目の活水を『きばれ! 長崎ブラバンガールズ 藤重先生と活水吹部7か月の奇跡』(藤重先生と共著)で、2年目を『サヨナラノオト ブラバンガールズの約束』で、昨年の活水を『新・吹部ノート 私たちの負けられない想い。』で描いてきました。

そんな藤重先生の退職は、やはり衝撃であり、悲しさや寂しさを感じさせます。

もちろん、まだまだ元気もりもりな藤重先生ですから、今後もまた別のステージで大活躍されることでしょう。

なお、藤重先生退職後の活水は、かつて佐賀市立成章中学校を全日本吹奏楽コンクールに導き、現在は活水中学校を指導されている杉町たまみ先生が後任にあたられるとのことです。

藤重先生、活水、今後のそれぞれの活躍に期待しましょう!

※なお、本情報の公開については、藤重先生にもご了承をいただいております。