全国大会のリベンジを!
2022年12月17日、「吹奏楽の聖地」として全日本吹奏楽コンクール・高等学校の部が開催されている名古屋国際会議場センチュリーホールで、秋田県立秋田南高校吹奏楽部と愛知工業大学名電高校吹奏楽部のジョイントコンサートが開かれました。
新型コロナウイルスの影響で全国大会に38人しか出場できなかった秋田南を、愛知を代表するスーパーバンド・名電が迎えたこのコンサート。
秋田南は約2カ月前に果たせなかったコンクールメンバー55人での課題曲《憂いの記憶 – 吹奏楽のための》と自由曲《管弦楽のための協奏曲》の演奏を実現。
加えて、来訪がかなった部員全員で《百年祭》などを感動的に演奏しました。
また、名電は全国大会で金賞を受賞した自由曲《森の贈り物》などを披露。
さらに、スペシャルゲストとしてブラス・ガールズ・バンド・ユニット「MOS」も登場し、会場を盛り上げました。
オザワ部長は司会を務めさせていただきました。
詳しくは、クラシック情報誌&ポータル「ぶらあぼ」の連載『ぶらあぼブラス!』で執筆予定(2023年1月公開)ですが、本当に盛りだくさんのイベントで、写真もたくさん撮ってきたため、当サイトでご紹介したいと思います。
まずは、ジョイントコンサートの前日に名電高校にて行われた交流会から。
名電は年末年始に多くの本番を予定していながら、工夫を凝らした素晴らしい歓待ぶりに心から感動しました。
名古屋といえば……のCoCo壱番屋のキッチンカーもやってきて、両校の部員さんたちは美味しいカレーに舌鼓を打ちました。
交流会のあと、名電が誇る広々とした合奏室で音出しをした秋田南。
「お腹が空くだろうから」と宏樹先生から菓子パンの差し入れも。もちろん、宏樹先生の一押しは名古屋名物「小倉トースト」を彷彿とさせる「小倉&マーガリン」。
そして、ジョイントコンサート当日。
リハーサルの時間に、ついに「聖地」センチュリーホールのステージに立った秋田南の部員さんたち。
これまでの想いが湧き上がり、涙涙でした……。
本番を控えたリハーサルでは、さすが東北を代表する名門校だけに、深みのあるサウンドがホールに響き出しました。
せっかくなので、宏樹先生、奥山先生と一緒にスリーショットも撮影。センチュリーホールのステージでこのように写真を撮れるというのもスペシャルなことです。
今回のジョイントコンサートは、宏樹先生の決断と吹奏楽への愛・情熱がなければ実現できなかったことです。
また、センチュリーホールの館長さんはじめ皆さん、名電の先生方や関係者の皆さん、朝日新聞や秋田テレビ、ビジネスインサイダーなど取材に来てくださった皆さんのご協力で成功させることができました。
秋田南の保護者の皆さんや学校のご理解もあってこそ実現したことです。
そして、本当に多くのお客様が客席から両校を見守ってくださいました。
多くの人の愛や想いが詰まったコンサートでした。
これは合同ステージの《宝島》のリハーサル風景。
このとき、初めて一緒に合奏することになった両校。名電流のスタンドプレイ(振り付け)を前もって練習してきた秋田南に、改めてステージ上で名電がレクチャーしながら練習が進みました。
MOSの皆さんも交えたリハーサル。
MOSはパワフルでテクニックもあり、新たな吹奏楽の可能性を感じさせてくれる5人組。
ずっとご一緒したかったので、個人的にも非常に嬉しい共演となりました。
本番も感動的な演奏の連続で、司会者でありながら何度も涙ぐんでしまいました(ギリギリでこらえましたが)。
このような素敵なシーンに立ち会えたことが本当に幸せでした。
吹奏楽の素晴らしさが凝縮されたジョイントコンサートになりました。
さて、僕自身は2カ月前の全国大会では客席からステージを見るだけでしたが、昨年の旭川商業高校吹奏楽部と名電のジョイントコンサートに続き、楽屋をいただいて「聖地」のステージで司会をさせていただきました。
個人的にも特別な、忘れられない思い出になりました。
今回、わざわざ秋田から秋田テレビの皆さんが取材に来てくださいました。
事前にニュースやYouTube動画などで今回のジョイントコンサートのことを報じてくださり、地元・秋田南の「聖地再訪」を強く後押ししてくださいました。
秋田テレビの皆さん、ありがとうございました!
今回、取材に来てくださったメディアから記事やニュースなどが公開されていくと思います(すでに朝日新聞や秋田魁新報では記事が出ていました)。ぜひチェックしてくださいね。
そして、「ぶらあぼ」の記事もぜひお楽しみに!
吹奏楽、最高!