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《CHALLENGING WINDS》をテレ演奏しよう!
新型コロナウイルスの影響により、全日本アンサンブルコンテストも、全日本高等学校選抜吹奏楽大会も、全日本吹奏楽コンクールも、全日本アンサンブルコンテストも、全日本小学生バンドフェスティバルも中止になってしまいました(中止になった大会を列挙しているだけでも悲しくなってきます……)。
また、定期演奏会や数々のイベントも多くが中止となりましたし、部活動そのものもなかなか思い切り行えない状況がいまだに続いています。
そんな中、吹奏楽界を活気づける新たなコンテストの開催が発表されました。
それが、プロ吹奏楽団のWISH Wind Orchestra主催による「てれこん」です。
「てれこん」とは、「Tele(=離れて) アンサンブルコンテスト」の略。つまり、いわゆるテレワーク合奏・リモート合奏によるアンサンブル映像コンテストのこと。
なかなかみんなで集まって演奏ができない、集まっても大人数での合奏ができない。そういった難しい状況下でも、「ステイホーム」のまま、少人数で取り組めるコンテストを……という思いが感じられます。
審査は課題曲1曲の演奏のみで行われますが、すごいのはその課題曲が《宇宙の音楽》や《ダンス・ムーヴメンツ》などで知られるイギリスの作曲家、フィリップ・スパークの新作だということ!
曲名は《CHALLENGING WINDS(チャレンジング・ウィンズ)》!
曲名だけでもワクワクしてきますね。
演奏時間は30秒と短く、グレード(演奏の難度)も中くらいの「グレード3.5+」。編成はフレキシブルで、パート割りは以下のようになっています。
1・2 フルート、オーボエ、クラリネット、ソプラノサックス、アルトサックス、トランペット
3・4 クラリネット、アルトサックス、テナーサックス、ホルン
5・6 クラリネット、ファゴット、テナーサックス、ホルン、トロンボーン、ユーフォニアム
7 ファゴット、バスクラリネット、バリトンサックス、トロンボーン、ユーフォニアム
8 ファゴット、テューバ、コントラバス
パーカッションoption(リズムセクションは⾝の回りにあるものでも演奏可能です/省略も可能)
これなら、様々なメンバーで楽しく挑戦(まさに「チャレンジング」!)できそうですね。なお、1人が複数パートを演奏する多重録音も可能です。
オザワ部長も特別審査員で参加!
この「てれこん」がかなり力の入ったコンテストだということはおわかりいただけたと思います。
応募から結果発表までの流れは以下のようになります。
メンバー1〜9人を集める。
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申込書、参加・出演承諾書を郵送する(7/17必着)
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参加費を支払う(1人1,000円)
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事務局から楽譜が送られてくる。
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演奏を録画、編集して、応募用アンサンブル動画を制作
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指定されたメールアドレスにデータを送信(7/31必着)
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YouTube上での公開審査(8/2〜14)
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YouTubeライブ配信で審査発表(8/16)
年齢制限はありませんので、小学生でも大ベテランでも参加できます。
審査するのは、WISH Wind Orchestraの皆さん。
なんと特別審査員として、課題曲作曲者のフィリップ・スパークさん、ウィンズスコア社長で2018年の課題曲《コンサート・マーチ「虹色の未来へ」》の作曲者でもある郷間幹男さん、そして、オザワ部長も参加させていただくことになりました!
さらに、このコンテストには豪華な副賞もあります。以下をご覧ください!
オザワ部長は「青春動画賞」を選ばせていただくことになっています。
もちろん、参加するからには最優秀賞を目指していただきたいですが、そこに至る過程も大切です。仲間を集め、意見をぶつけ合い、自分自身の壁、チームの壁を乗り越えていくーー。その過程にこそ成長や喜び、「青春」があるのです。
質の高い演奏はもちろんですが、個性的な演奏、エネルギッシュな演奏、青春感があふれまくった演奏なども期待しています。皆さんの演奏を楽しみにしています。
2020年という一生記憶に残る年、ぜひ「てれこん」にチャレンジしてみてくださいね!
▼コンテストの詳細はこちらから▼
審査結果発表!
新しい試みのテレ・アンサンブル・コンテスト「てれこん」
8/16に審査結果が発表されました! 下記サイトにてご確認ください!
わずか30秒の曲ながら、個性的な演奏が多くて楽しかったです。
最優秀賞はEnsembleMUEの皆さん、優秀賞は船橋市交響吹奏楽団 チーム☆カレイドスコープの皆さん(フィリップ・スパーク賞も受賞)。
オザワ部長選定の「青春動画賞」は 山形県立鶴岡工業高校吹奏楽部 に決まりました!
参加してくださった皆さん、ありがとうございました!