寅さんからドリフターズ、美空ひばりまで

9月23日(土)、オンライン旅番組配信旅介ちゃんねるで、埼玉県立越谷北高校吹奏楽部のスペシャルコンサートが配信されました(リポーター/村田綾さん・オザワ部長)。

越谷北高校は進学校であり、吹奏楽の強豪としても有名です。今年の西関東吹奏楽コンクールでもゴールド金賞を受賞しただけに、オザワ部長もコンサートがとても楽しみでした。

顧問・宮本陽一先生の指揮で演奏する越谷北高校吹奏楽部。

今回は部員さんの発案により、「旅介ちゃんねる」初の「紅白歌合戦」を開催。

フーテンの寅さんが登場した《男はつらいよ》に始まり、北島三郎さんの《まつり》では女子が剣道着姿で熱唱しました。

越谷北の「フーテンの寅さん」! よく見ると、トランクは楽器ケースでした(笑)。
越谷北の「サブちゃん」。わざわざ剣道着を借りてきて着用してくれました。

10月から始まるNHK朝ドラ『ブギウギ』のモデルとなった笠置シヅ子さんの《東京ブギウギ》に続き、懐かしのCMソングクイズでは5人の女子部員が「三時のおやつは文明堂」を完全再現。

なんと文明堂さんからサプライズでカステラのプレゼントがありました。

「三時のおやつは文明堂」のCMを見事に再現! 文明堂さんからカステラをいただきました。

《ドリフずっこけ大集合!!》では、ザ・ドリフターズの音楽に乗せて、昭和のお茶の間を笑いの渦に巻き込んだあの「ヒゲダンス」や「東村山音頭」などを披露してくれました。

「東村山音頭」のとき?の1枚。小学生のとき、歌いまくっていたなぁ。
ヒゲダンス。どっちが志村けんさんかな〜?
越谷北の「ドリフ」と一緒にアイーン!
和装ダンサーズ! 中に寅さんが混じっていました。

さらに、《美空ひばりメドレー》の「川の流れのように」では、越谷北の歌姫が艶やかな赤いドレスで名曲を歌い上げました。

越谷北の「美空ひばり」と専属のメイクさん、スタイリストさん!

そして、最後は全員が登場して《上を向いて歩こう》でフィナーレ! 演奏もドラマティックで、約1時間の素晴らしいショーをお届けすることができました。

越谷北の「坂本九」ちゃん!

衣装やダンス、MCなどにも部員さんたちがこだわってくれたおかげで、非常に内容の濃いコンサートになりました。

実は、すでに3年生は引退しており、今回出演してくれたのは1、2年生。代替わりをしたばかりで難しいタイミングではありましたが、それを感じさせないパフォーマンスでした。

しかも、実際ほとんどの内容を部員さんたちで決め、多忙なスケジュールの中で見事につくり上げてくれたということで、本当に高校生の持つ可能性やパワー、恐るべしです。

今回の企画のリーダー役となった4名。オザワ部長の右隣が新部長の瀧野さん。
オザワ部長・村田綾さんとともにMCを務めてくれたお二人。「紅白歌合戦」に合わせて赤と白の衣装です。
大活躍の黒子のみなさん!
役割分担をして、しっかりしたバックアップがあったからこそ、出演者が輝ける本番になりました。
演奏担当のみなさん。さすがのサウンドでした!

もともと「旅介ちゃんねる」は高齢者・介護施設向けの番組で、日本中の介護施設の方々にご覧いただいていますが、きっと吹奏楽ファンのみなさんにもお楽しみいただけたのではないでしょうか。

番組のアーカイブもありますので、ぜひご覧ください(登録無料)。

★アーカイブはこちらから★

中央のお二人が、顧問の宮本先生と副顧問の石垣先生。ほかは旅介スタッフです!

余談ですが、本番が終わった後、ひとりの部員さんが「私、オザワ部長がきっかけで吹奏楽部に入りました」と声をかけてきてくれました。

ピアノ教室のあった『吹奏楽部あるある』を読んで、吹奏楽部に興味を持ったのだそうです。

それを聞いてすごく嬉しく感じました。

作家という職業の人間にとって、誰かの人生を変えることできたというのは、いちばん幸せなことかもしれません。

これからも吹奏楽を楽しんでくださいね!



★オザワ部長最新作は感動のオリジナル吹奏楽小説★
山奥育ちの少女が全国大会を目指す!

『空とラッパと小倉トースト』あらすじ】

「うちの名前は美森! 美しか森から来よった美森ばい!」
 とある事情で福岡県南部の山奥から愛知県名古屋市へひとりやってきた天涯孤独の少女・天川美森
 天才トランペット少年・安曇響と出会ったことをきっかけに、名門として知られる愛知名晋高校吹奏楽部に入部する。
「うち、入るったい! 吹奏楽部!」
 個性的な仲間たちとともに部活に没頭する中で、ド素人だった美森はトランペットの才能に目覚め、やがて響のライバルへと成長していく。一方、美森の生い立ちを巡って、周囲の人々の人生が複雑に絡み合い——。
「うちにはもう、本当に本当に音楽しかなかけん」
 最後の全国大会、自由曲《森の贈り物》のソロが会場に響き渡る。果たして、それを奏でたのは誰なのか……?

 愛知工業大学名電高校吹奏楽部をモデルに、完全オリジナルストーリーとして描かれた感動の吹奏楽青春小説!

《電子書籍Kindle版あり/2023年12月Audible版も配信開始》