「コンクール不出場」からの逆転劇!
テレビ番組出演や高校野球の応援、YouTubeでの動画公開など、幅広い活動で一般にも広く知られる存在となっている大阪桐蔭高校吹奏楽部は、「日本一有名な吹奏楽部」と言っていいかもしれません。
昨年2年ぶりに開催された全日本吹奏楽コンクールでは、課題曲《吹奏楽のための「幻想曲」 – アルノルト・シェーンベルク讃》(尾方凜斗)と自由曲《吹奏楽のための協奏曲》(高昌帥)を演奏し、見事5回目の金賞に輝きました。
しかし、その裏側には知られざる秘話があったのです。
驚きのコンクール不出場宣言、一転して出場決定、関西大会直前の新型コロナウイルスによる部活停止……。
そんな激動の1年に起こったストーリーを、「番長」と呼ばれた部長のナナミ、副部長のオワシ、コンサートマスターのコウジの3人のキャラクターを軸にオザワ部長が描いたのが、書籍『青春サプリ。この一瞬にすべてを』(ポプラ社)に収録された「人と人をつなげる音楽」です。
『青春サプリ。』は「心が元気になる、5つの部活ストーリー」というキャッチコピーを持つ部活短編集シリーズ。
これまでもオザワ部長は『青春サプリ。乗り越えられない試練なんてない』で北海道北斗市立上磯中学校吹奏楽部を、『青春サプリ。なりたい自分になれる』で大西学園中学校・高校吹奏楽部を、『青春サプリ。好きだから負けたくない』で長崎県立国見高校吹奏楽部を取り上げてきました。
吹奏楽以外の部活動のストーリーも入っているポプラ社の『青春サプリ。』シリーズ。
最近は何かとマイナスイメージで語られることの多い部活動の素晴らしさや感動を改めて見つめ直し、「自分も何かに一生懸命になりたい!」という気持ちにさせてくれる1冊(4冊?)です。
吹奏楽部に興味がある方、所属している方、卒業生や保護者の皆さんにぜひお読みいただきたいです。
なお、全巻電子書籍版もリリースされています。