ホルン奏者のための新たな目標

2020年は新型コロナウイルスの影響で数カ月にわたって部活動や演奏活動ができない時期が続きました。

また、多くのコンクールやコンサートも中止となりました。今後しばらくは不透明な状況が続いていきそうです。

吹奏楽に取り組んでいる方たちからは「何を目標にして頑張っていけばいいのかわからない」とか、「合奏ができない分、個人の力を上げようと頑張っています」とかいった声も聞こえてきています。

そんな中、素晴らしいホルンの名手たちが立ち上がりました!

NHK交響楽団首席ホルン奏者・福川伸陽さんが運営委員長を務めるJHA実行委員会が「演奏活動へのモチベーションを向上させ、自己研鑽に一層励むための活性剤」「多くのホルン奏者に安全なチャレンジの場を提供」する試みとして、ホルン奏者のためのソロコンテストの開催を発表したのです。

題して、「Japan Horn Audition 2020」(ジャパン・ホルン・オーディション2020)!

このオーディションにはポイントがいくつかあります。詳細は記事後半をご覧いただくとして、ポイントをまとめてお伝えしましょう。

①中学生から一般、音大生、フリーランス奏者まで参加できる!
カテゴリーが2つあり、カテゴリーIが「中学生部門・高校生部門・一般部門(大学生含む)」、カテゴリーIIが「演奏家部門(音大生含む)」と幅広い層が応募可能。

②すべて動画審査で完結!
1次審査・2次審査・本選まですべて動画で審査。スマートフォンでの録画でOK。
これならコロナの影響を受けずに、安心してコンテストに挑戦できますね!

③賞品が豪華!
●カテゴリーIの優勝の副賞は「本オーディションの審査員によるオンラインレッスン受講権(全7回/一回30分程度)」「ドルチェ楽器提供:MBケース引換券」「ヤマハミュージックジャパン提供:ホルン用サイレントブラスセット」
●カテゴリーIIの優勝の副賞は「日本芸術振興財団提供:賞金100,000円」「ドルチェ楽器提供:ドルチェ楽器商品券50,000円分」「ヤマハミュージックジャパン提供:ホルン用サイレントブラスセット」
優勝以外にも、驚きの豪華賞品が用意されています。ぜひ詳細をチェックしてください!

④全員に審査員からアドバイスがもらえる!
何より嬉しいのはこれ。参加者全員に、審査員から個別アドバイスをもらうことができます。たとえ上位に入賞できなくても、次への大きな励みになりますね。

審査にあたる著名ホルン奏者からのメッセージ!

気になる審査員ですが、日本を代表するプレイヤーがずらりと並んでいます。

ホルン奏者の皆さんにとっては憧れの先生方ではないでしょうか?

●審査委員長:丸山勉(武蔵野音楽大学准教授)
●審査員(北から順に):島方晴康(札幌交響楽団)、津守隆宏(名古屋フィルハーモニー交響楽団)、村上哲(京都市立芸術大学准教授)、倉持幸朋(広島交響楽団)、阿部雅人(沖縄県立芸術大学教授)
●特別審査員:下野竜也(指揮者)
●運営委員長・審査員:福川伸陽(NHK交響楽団)

そして、なんと審査委員長の丸山勉さん、そして、運営委員長・審査員の福川伸陽さんから皆さんへメッセージ動画をいただいております!

動画の中では素晴らしいホルンの演奏も披露されていますので、ぜひご覧ください!

なお、一次審査の受付はすでに始まっており、8月2日(日) 24時が締め切りとなっています。

ご自身の技術を高め、レベルアップしていく上で、「期限が決まっており、緊張感を持って取り組める、明確な目標」を持つことはとても大切なことです。

2020年は困難の連続ですが、これから先、実り多い年にするためにも「Japan Horn Audition 2020」にぜひチャレンジしてみてくださいね。

真剣に取り組んだ経験は、今年の夏の大切な思い出にもなるはずですよ!


▼「Japan Horn Audition 2020」詳細は公式サイトにて▼


【更新】村上哲さん、倉持幸朋さん、島方晴康さんメッセージ!

7月22日、新たに審査員の村上哲さん(京都市立芸術大学准教授)、倉持幸朋さん(広島交響楽団)からの動画メッセージが届きました!

村上さんのコメントでは、「今、取り組んでいる吹奏楽の曲で参加できる」「1次予選は公開しないので、こっそり参加できる」といった本オーディションのメリットが語られています。

クロード・トーマス・スミス《フェスティヴァル・ヴァリエーション》の冒頭の演奏もあります!

そして、こちらは倉持幸朋さんのメッセージ動画。

「応募から審査まですべてをオンラインで行うとても斬新な企画です」とご紹介されています。

そして、村上哲さんに続き、《フェスティヴァル・ヴァリエーション》をデモ演奏! 言うまでもありませんが、やはりプロはすごい!

【7/28更新】

さらに、審査員の島方晴康さん(札幌交響楽団)からの動画メッセージが届きましたので、記事をアップデートします!

「皆さんも時代の先駆者になりませんか?」という問いかけにモチベーションが爆上がりしますね!

締め切りまでにぜひ応募してみてください。

憧れのプロ奏者に審査してもらえる「Japan Horn Audition 2020」

自分自身を成長させるために、あるいは今年の腕試しに、応募してみてはいかがでしょうか?