「書く」「好き」で働く方法とは?

「フリーランス、パラレルキャリア、企業 これからのあたらしい働き方を応援するWebメディア」である、大和書房の「Iam アイアム」にロングインタビューを掲載していただきました。

全3回です。ライター・編集者のMARUさんが素晴らしくまとめてくださいました。

フリーライターとして長年活動してきた私が、いかにして「吹奏楽作家」になったのか。

「書く」こと、「好き」なことで働いていく上で大切なことは何なのか?

これからライターや作家を目指す方へのエールを込めて語らせていただいています。

取材の際の1枚。ライターのMARUさん(左)、編集の橘田優里さんと。

私が社会人になったころと比べて、明らかに時代は変わってきています。

その中でも変わらないこと、変わってきたこと、それぞれあると思います。

「書く」ことが何よりも大好きで、自分から道を切り開いたというよりは「自分の意志」と「吹いてくる風」に従った結果、それが仕事になりました。

そして、いまはこの記事の見出しにもあるように「貢献」がテーマになっています。

自分のため(=欲望や願望のため)だけだったら頑張りきれないことでも、誰か・何かのため(=貢献)だったら頑張れることもあります。

私にとっては、それが吹奏楽であり、吹奏楽に真剣に取り組む学生さんや先生、奏者の皆さんであり、それらをひっくるめた素晴らしい文化でした。

吹奏楽部は学校教育の一貫ですし、優れた人間性を育てる教育や部活動、そこから生まれる文化にも「貢献」することで、ひいては社会に「貢献」できるのではないか。

そんな思いを抱きながら仕事をしています。

吹奏楽が大好きでも、プロの奏者になるような音楽的才能を持たなかった私ですが、自分が得意とする文筆によって吹奏楽に「貢献」し、仕事として関わることができるのは本当に幸せです。

フリーライターとして過ごした長い年月、「自分は何のために働いているのだろう」「自分の持つ力は、日本社会や世界に対してごくわずかでも役に立てているのだろうか」と自問しながら生きてきました。

それを、目を逸らせない形で突きつけられたのが2011年の東日本大震災でした。

あの大災害がひとつのきっかけになって、私はひとりの書き手として吹奏楽にめぐり会い、「吹奏楽作家」になることができました。

もしかしたら、私と同じのように時間はかかるかもしれない。

でも、本当に「書く」ことが好きで、文章によって何かに貢献したいという方がいらっしゃったら、ぜひその力を使って、あなたが大切にしている文化やコミュニティ、日本、世界に貢献していただきたいと思います。

あなたの登場と成功は、あなたが大切に思う人々を幸せにすることなのです。

「Iam アイアム」のインタビューページより。ぜひご一読ください!



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