大社高校野球部に続いて旋風を起こせるか!?
「吹奏楽王国」とも呼ばれる島根県出雲市を代表するバンドのひとつ、出雲北陵高校吹奏楽部。
昨年まで全日本吹奏楽コンクールに15回の出場を誇り、全日本マーチングコンテストでも活躍している出雲北陵高校は8月24日、中国吹奏楽コンクールに出場しました。
審査結果は、ゴールド金賞。
そして、岡山県の明誠学院高校、岡山学芸館高校とともに全日本吹奏楽コンクールに出場する中国代表に選出されました。
今年の課題曲はIIIの《メルヘン》(酒井格)。自由曲は難曲として知られるジェフリー・ローレンス作曲《エルフゲンの叫び》です。
顧問の竹内康貴先生は「北陵の生徒たちは自分の限界を超えるほどよく頑張りました!」と、写真とともに喜びのコメントを寄せてくれました。
全国大会まであと2カ月ほど。
今年の会場である宇都宮市文化会館で出雲北陵高校がどんな《エルフゲンの叫び》を奏でてくれるのか、とても楽しみです。
なお、中学生の部では同じ出雲市から出雲市立第一中学校吹奏楽部、出雲市立大社中学校吹奏楽部が、職場・一般の部では出雲吹奏楽団が全国大会出場を決めており、出雲市から4団体が全国大会に出場します。
夏の甲子園では島根県立大社高校野球部が旋風を巻き起こしましたが、出雲北陵高校吹奏楽部にもぜひ宇都宮で旋風を起こしてほしいですね。
★沖縄とオランダが舞台★
『いちゅんどー!西原高校マーチングバンド
〜沖縄の高校がマーチング世界一になった話〜』
沖縄県立西原高校マーチングバンドが2022年に世界音楽コンクールでワールドチャンピオンに輝いた事実をもとにし、「音楽のオリンピック」で世界一を目指した高校生たちの青春を描く小説。
タイトルの「いちゅんどー!」とは、ウチナーグチ(沖縄の言葉)で「行くぞー!」という意味。
心に傷を負って東京から沖縄へやってきた美久(ミーク)は、ひょんなことから西原高校マーチングバンドの部長・ユーイーと出会い、カラーガードの一員として活動を始める。
西原高校マーチングバンドの目標はオランダで4年に1度開催される「音楽のオリンピック」、世界音楽コンクールでワールドチャンピオンを獲得すること。
バレエの経験がありながら、初めて取り組むカラーガードの演技に苦戦する美久。
一方のユーイーも、新顧問の良吾先生に部内をかき回されてオランダ行きに暗雲が垂れこめ……。
ひたむきな練習の日々に、恋や家族、沖縄の歴史や神話が絡み合いながら、美久たちは青春のまっただ中を駆け抜けていく——。
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