本日4月20日、全日本吹奏楽連盟の公式サイトに今年度の吹奏楽コンクール・小学生バンドフェスティバル・マーチングコンテストについて、理事長・丸谷明夫先生(大阪府立淀川工科高校吹奏楽部 顧問)からのメッセージが掲載されました。

http://www.ajba.or.jp/2020shukijigyounituite.pdf

印象に残ったのは、「一日も早くご報告しなければならないと考えています」という箇所です。

全日本吹奏楽連盟の理事長や理事の皆さんは多くは教員で、日ごろは各地の学校で勤務や指導にあたられているため、頻繁に集まって意思決定をすることはできません。

現在は休校になっている学校がほとんどですが、新型コロナウイルスの感染拡大という状況下では、集まること自体にリスクが伴います。

そんな中、静岡県吹奏楽連盟が県大会の中止を発表し、中部日本吹奏楽コンクールも中止となりました。

日本中の吹奏楽関係者・吹奏楽部員たちが不安を抱えている状況を丸谷先生は理解し、それでも全日本吹奏楽連盟として意思決定をするには時間が必要であること、「政府や専門家の発表を注視」して(それを受けながら、おそらくいろいろな可能性を模索した上で)検討をするということ、その決定は5月11日に発表されるということを、このメッセージを通じて伝えています。

また、「一日も早く」という思いを実現できる最速のタイミングが5月11日だということです。

このメッセージは非常に丁寧で、誠実なものではないでしょうか。

果たして、5月11日の発表はどのようなものになるのか。そのころ、日本の新型コロナウイルスの状況、学校の再開などはどうなっているのか。それは誰にもわかりません。

ただただ自分にできること、自分がすべきことをしながら、その日を待ちましょう。