サックス奏者垂涎の「至高」の名器

サクソフォンやクラリネットを製造するフランスの楽器メーカー「セルマー」。

吹奏楽部でサックスを吹いていたオザワ部長にとってもセルマーの楽器はあこがれで、現在は大人になってから購入した「シリーズII」(「セル夫」という名前をつけています)を使っています。

セルマーは1950年代から70年代にかけて製造された「マーク6」(こちらはアメリカで製造されたいわゆる「アメセル」ですが)がヴィンテージサックスとして高値で取り引きされており、ジャズプレイヤーで愛用している方も多くいます。

また、従来の「シリーズII」「シリーズIII」に加えて、2003年に発売開始された「リファレンス」、2015年に発売開始となったエントリーモデル「アクソス」など、新しいモデルも多くのサックス奏者に愛されてきました。

そんなセルマーから待望のニューモデル「シュプレーム」が発売となりました。

アルトサックスのNewモデル「シュプレーム」

これまでのモデルとの違いは?

「至高、最上級」の名を持つこのモデルはセルマー・サックスのフラッグシップモデル。

新設計のネック、ベルを採用し、左手テーブルキーやオクターブキー、サイドキーなどにも見直しを加えて演奏しやすさが向上しているとのこと。

トーンホールの位置と直径も変更され、音色の全体的な均一性も実現されているそうです。

演奏シーンのあるプロモーション動画がYouTubeで公開されていますが、セルマーらしいレスポンスの良さやツヤのある音を受け継ぎながら、正確な音程で吹くことができるモデルのように感じられました。

そして、植物に加えて金属分子をイメージしたという立体がデザインされたボディの彫刻もとても印象的です。個人的に「普遍性」を表現しているというこの彫刻は非常に気に入りました。

同様のデザインは、スワブやクロスなどのアクセサリーにも採用されています。

ネック用のスワブにも彫刻と同じデザイン

サックス奏者の皆さんにはぜひ一度「シュプレーム」を楽器店で試奏していただき、気に入ったときにはご自身の演奏の相棒としてはいかがでしょうか。もちろん、オザワ部長もこの「至高」のサックスを体験できる日を楽しみにしています。

▼野中貿易のセルマー「シュプレーム」公式サイト▼