奇跡を起こした熱血先生と北海道の高校生の物語

※6月29日追記・このたび『旭川商業高校吹奏楽部のキセキ 熱血先生と部員たちの「夜明け」』が重版されることになりました。お読みいただいた方、ありがとうございました。まだお読みになっていない方は、この機会にご一読いただけましたら嬉しいです。


2022年4月7日、オザワ部長の最新刊が学研プラスから出版されました。

タイトルは『旭川商業高校吹奏楽部のキセキ 熱血先生と部員たちの「夜明け」』です。

舞台となるのは、北海道の名門で、全日本吹奏楽コンクールに過去に10回出場したことがある北海道旭川商業高校吹奏楽部

熱血先生として知られる佐藤淳先生は、2021年度をもって29年間務めた旭川商業高校を定年退職することになっていました。

先生の最後の年に全日本吹奏楽コンクールの会場である「吹奏楽の聖地」、名古屋国際会議場センチュリーホールへ行こう!

その思いを胸に、部員たちはときにぶつかり、ときに励まし合い、ときに涙を流しながら自由曲《歌劇「カヴァレリア・ルスティカーナ」より》の練習に取り組みます。

いつも背中を押してくれたのは、先生の熱い言葉と、卒業生が作った合唱曲《夜明け》でした。

「教師なんて、裏切られるのが仕事みてえなもんだ」

「先生は奇跡を起こしたくてウズウズしてる」

「最悪なときこそ最大のチャンスだ」

「引退するときに『部活なんかやらなきゃよかった』とお前が思ったら、そのときは俺は土下座してお前に謝る」

「教師っていうのは、待つのが仕事なんだ」

淳先生に導かれ、いよいよ旭川商業高校吹奏楽部は全国大会をかけた北海道吹奏楽コンクールの舞台に立ちます。

しかし、先生と部員たちを待ち受けていたのは残酷な運命……。

そして、思いもしなかったクリスマス・イブの奇跡!


NHKのドキュメンタリー番組でも取り上げられて話題となった旭川商業高校吹奏楽部の「軌跡」と「奇跡」を、ノンフィクション・ノベル(事実に基づいた小説)形式で描きました。

吹奏楽の持つ魅力とパワーが詰め込まれた旭川商業高校吹奏楽部の高校生たちと淳先生の生きざまを通じ、ぜひ吹奏楽をもっともっと好きになってください。

【目次】
●プロローグ
誤報
●第1楽章
コロナとマラソンと東京藝大
●第2楽章
夜明け
●第3楽章
どんなときでも凛として
●第4楽章
「奇跡」のステージ
●エピローグ
人は「響き合う生き物」だから

●巻末
合唱曲《夜明け》

【書籍情報】
旭川商業高校吹奏楽部のキセキ 熱血先生と部員たちの「夜明け」
オザワ部長・著
学研プラス・刊
pon-marsh・イラスト