全国大会は動画審査に

吹奏楽界のメジャーなコンクール・コンテストのひとつである日本管楽合奏コンテスト

今年も全国大会に出場する学校が発表されました。

リストは、公式サイトよりご覧ください。

中学校B部門(大編成)では、北斗市立上磯中学校(北海道)・柏市立酒井根中学校(千葉)・朝霞市立朝霞第一中学校(埼玉)・鹿児島市立武岡中学校(鹿児島)、高校B部門では聖ウルスラ学院英智高校(宮城)・伊奈学園総合高校(埼玉)・習志野高校(千葉)・東海大学菅生高校(東京)・明誠学院高校(岡山)といった名門校が名を連ねています。

また、それ以外にフレッシュな顔ぶれも入っていますし、A部門(小編成)、S部門(極小編成)、小学校部門も非常に楽しみです。

例年であれば、東京の文京シビックホールで開催される全国大会ですが、今年は新型コロナウイルスの影響により、動画での全国大会という異例の方式になりました。

それでも開催されることを喜びたいと思います。

多くの目標が失われた今年度、出場が決まった学校にとっては日本管楽合奏コンテストは希望の光となることでしょう。

なお、全国大会の動画(各校からの応募を編集したものになるようです)は有料での配信が予定されているとのことです。

日本管楽合奏コンテスト公式サイト(http://www.jmecps.or.jp/soical5b26

コロナ禍で、アマチュアの吹奏楽部を中心に、プロの楽団やアンサンブルも無料で演奏動画を配信してきました。それが当たり前のようになってしまったところもありますが、殆どの場合、準備の過程でかかるコストはもちろんのこと、ホール代や配信のためのコストなども演奏者側が負担しているのが現状です。

それには限界があります。

最近では配信のクオリティも上がり、支払う金額に見合った動画が提供されるようになってきています。

吹奏楽文化を支え、継続していく、という意味も含めて、今後は「きちんとした動画は有料で見る(コンサート会場に行くときにチケットを買うのと同じように)」というスタイルが定着することを願っています。




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