コロナ禍で苦しむ吹奏楽界に新風を
5月28日に全日本吹奏楽連盟の総会が行われ、丸谷明夫先生(淀川工科高校)に代わり、石津谷治法先生(習志野高校)が新理事長となることが決まりました。
石津谷先生は千葉県習志野市の中学校の顧問を経て、名門・習志野市立習志野高校吹奏楽部の顧問に就任。前顧問で、吹奏楽界のレジェンドの一人である新妻寛先生が築き上げてきた習高サウンドを引き継ぎ、さらに発展させてきました。
また、高校野球など運動部の応援にも全力で取り組み、「美爆音」という言葉は吹奏楽ファン以外にも知られるようになっています。
人柄は気さくでユーモアにあふれ、「笑いと発想のないバンドに未来はない」が信条。また、習志野高校だけに限らず、吹奏楽に打ち込む日本中の学生たちのことを心から考え、行動してきた先生です。
なお、高校時代は法政大学第二高校吹奏楽部でファゴットを担当。教員としての担当教科は社会です。
オザワ部長が執筆した、習志野高校吹奏楽部の事実に基づいた小説『美爆音!ぼくらの青春シンフォニー 習志野高校吹奏楽部の仲間たち』(岩崎書店)の巻末に石津谷先生に寄稿していただいたのですが、石津谷先生らしさが凝縮された素敵な文章でした。
2019年度を最後に習志野高校吹奏楽部のコンクールメンバーの指揮からは引退された石津谷先生。
今後は全日本吹奏楽連盟のリーダーとしてタクトを振り、コロナ禍で苦しい状況に置かれている吹奏楽界を導いていただきたいですね。