ユニット名は「@home Winds」

※5/3 記事を追記しました。中編成の演奏動画、中・大編成の楽譜追加です!

星野源さんがSNSに投稿した《うちで踊ろう》の演奏動画に対して、プロからアマチュアまで多くの音楽愛好家がコラボをし、YouTubeなどで公開しています。

吹奏楽界でも大阪桐蔭高校が140人の部員によるテレ合奏コラボが話題となりました。

そんな中、11人のプロ奏者が新たに《うちで踊ろう》コラボに名乗りを上げました。

公開された@home WindsのYouTube動画の画面。

「全国の子供たちのために何かできないか」というクラリネット奏者・直場友紀恵さんの呼びかけに応じて集まったメンバーは以下のとおりです。

●Alba Regia Symphony Orchestra(ハンガリー)首席奏者
 菅野力(Fl)
●フリーランス奏者、私立高校非常勤音楽教諭
 直場友紀恵(Cl)
●フリーランス奏者、東京音楽大学教職課程吹奏楽サックス講師
 菊地麻利絵(A.Sax)
●フリーランス奏者、スールアルモニアンサンブルコンサートマスター
 中谷弘志(T.Sax)
●フリーランス奏者
 西田早希(B.Sax)
●フリーランス奏者
 大原颯平(Tp)
●フリーランス奏者、元・ブランデンブルク州立歌劇場コトブス 2nd・3rd奏者
 直井紀和(Tb)
●フリーランス奏者、足利カンマーオーケスター登録アーティスト
 遠藤尚子(Hr)
●フリーランス奏者、横浜ユーフォニアム合奏団・横浜市民広間演奏会会員
 伊藤優晶(Euph)
●フリーランス奏者
 高井隆太郎(Tuba)
●フリーランス奏者、打楽器エンターテインメントFuncussion所属
 菅野刀志充(Dr)

このユニットは「@home Winds(アットホーム・ウィンズ)」と命名されました。

直場さんによれば、ユニット名は「家で合奏=ensemble at home」に由来するとのことですが、そこには「Stay at home」の意味合いも含まれているそうです。

早く部活をしたい気持ちをぐっとこらえ、「Stay at home」で我慢している中学生や高校生のために、同じように「Stay at home」しているプロが送る吹奏楽……それが「@home Winds」なのです。

そして、吹奏楽用にニューアレンジされた楽譜で《うちで踊ろう》をテレ合奏で編集し、オリジナルの星野源さんの映像とコラボしました。

その映像がこちらです。

すでに公開されているアレンジに比べると、非常にオシャレで、都会的な印象です。これはカッコいい!

中学生や高校生のために立ち上げられたプロジェクトでありながら、大人でも演奏してみたくなるアレンジです。

《さくらのうた》の福田洋介が編曲を担当!

編曲を担当したのは、なんと《さくらのうた》《吹奏楽のための「風之舞」》などの名曲で知られる福田洋介さん。

当初は小編成の楽譜のみでしたが、その後、一般的な吹奏楽部でもすぐに使える中・大編成用の楽譜も追加で制作されました。

また、中・大編成版の録音も今後行われる予定です。

なお、「@home Winds」は奏者だけでなく、福田洋介さんも含めた12人がプロジェクトのメンバーとのことです。

今回のアレンジで素晴らしいのは、終盤にコーラスが入っているところ。

動画ではメンバー全員で歌っているそうですが、コーラスは「楽器を演奏できない人でも参加できるように」という優しい心遣いから取り入れられたそうです。

楽譜を無料で提供!

福田洋介さん編曲による小編成・中編成の《うちで踊ろう》の楽譜は、中学校・高校を優先するという条件で無料提供されます。

楽譜を入手するには、「@home Winds」代表の直場友紀恵さんまでメールにて連絡を。

at.home.winds@gmail.com

まだ《うちで踊ろう》のテレ合奏コラボに挑戦していない学校、すでにやってみたけれどこの「@home Winds」版も演奏してみたいという学校は、ぜひ楽譜をゲットして演奏してみてくださいね!

中編成の演奏、中・大編成の楽譜も追加!(update)

さて、新たに小編成版に加えて、中・大編成の楽譜も追加されました。

そして、中編成での演奏動画がYouTubeにupされています。

小編成版は星野源さんの歌とともにオシャレな雰囲気を伝える演奏になっていましたが、中編成になると歌なしでも盛り上がりそうな華やかで厚みのあるサウンドを楽しむことができます。

やはりアレンジがスタイリッシュでカッコいい!

ぜひ多くの方に聴いて、演奏して、楽しんでいただきたいです。

楽譜をご希望の方は上記のメールアドレスまで!